Kenny's Room

(他力本願全開企画)

お待たせいたしました。
Buell M2 インプレッションのお時間です。
テスト・ライダーは私Kenny-Ducatista が
一見わかりやすいようで実はなんだかよくわからない
試乗体験記をお送りしましょう。

まずはかなり昔のノーマル・M2インプレッション at 鷲羽山から。

ぱっと見。
かなり変。(失礼)
またがってみる。さらに変。
アップ・ハンドルは嫌いではないが(むしろ街中では大好き)
やる気にさせてくれるアップ・ハンのマシンは少ないと思う。
ノーマル・M2も残念ながらやる気にさせてくれないマシン。
どちらかといえばお気楽ツーリング・マシンにしたい。

なぜか?。

その1
ホールドがしにくい。
上体が起きてしまっていることに加えてこのマシン、
なんだかニー・グリップが出来ない。
タンクが細いのは別にかまわないが、引っ掛かりが少ない
カタチをしているので、外側の太ももからひざにかけての
ホールドが安定しない。
しかも上体がアップ・ハンのおかげでどうしても起きた状態に。
これはもうオフ車乗りをするしかないでしょう。
目指せ、木村パパ。(失礼)
<誰?(笑)
でもそうすると今度は高速コーナーが怖い。
シート・ストッパーもないので、腰が支えられません。
結局下半身のホールドは、外足のステップのみしかないのに
加えてこのアップ・ハン、どうもフラフラします。
実質、安定する場所がナイのです。

怖い → ゆっくり走ろう岡山。 
かくして峠をツーリングすることになるのです。
紅葉がキレイだナ。

その2
エンジンの主張がよくわからない。
まず、マフラーが静か過ぎてエンジンがどのあたりの
回転域に達しているのか "?"
エンジンの性格もただひたすら丸っこい。
最高回転数が6000ぐらいしかないのは別にかまわないが
アクセルの開けはじめから、いきなりパワーとトルクが
やってくる。そのまま上昇してゆくのかと思うと.......しない。
そのまま。
これ、シグナル・グランプリのほうが面白いんじゃないかナ。
いきなりドカン、後はそのまま、全域で静か。
峠ではちょっと捕らえどころがありません。回転が上がるほどに
わくわく.....という感覚に乏しいかナ。
というわけで。

よくわかんない → ゆっくり走ろう岡山。

かくして峠をツーリングすることになるのです。
紅葉がキレイだナ。(もうええっちゅうねん)

でも、これらすべてをウラっ返せば
ツーリング・マシンとしてはとても楽だし、車体もしっかりしている。
ハーレー・デイビッドソンのやわらかい鼓動を楽しみつつ、
ストレスがたまってしまったときは即座に峠バトルのマシンに
早代わり、という二丁拳銃のような懐の深さ。(?)
いつでもどこでも苦行僧を体験しなくていいアップ・ハンと
湿式クラッチがドカ乗りには涙が出るほどうれしいのです。(本音)

さて。

では本題、カスタムド・バイ・2台目氏の
スペシャル・M2・インプレッション。

結論。
上記の不満、ほとんど取り消しの極悪...じゃなかった
極楽峠マシンに変身しています。
ああ、愉快愉快。至極悦楽・好(ハオ)です。

まずはポジションから。
アップ・ハン → セパ・ハンになったことにより
上体が伏せられるようになりました。
これでいざというときはタンクを腕で押さえつけて
ホールドすることが可能になります。

私は、ドカにのっていたときの癖で
かなり腰を引いた後ろ乗りをしています。
そんな時、外腕でタンクを押さえつけつつコーナーに
入ってゆけるのはかなりの安心感につながります。
高速コーナーでの微妙なサジ加減では特に
この部分で情報を得ることも多く大変重宝します。
ニー・グリップが出来ないのは相変わらずですが
上体が伏せられるようになった分、腰をシートに
押し付けられる余裕が生まれました。

アップ・ハンのときはシートに対して、ただ上から
どっかりと押し付けるしかなかった腰ですが
セパ・ハンによって生まれた下半身の余裕さが
シートに対する微妙な入力加減を可能にしたのです。
このカーブでは後ろ乗り、このカーブではハング・オフ。
そんな自由さが生まれました。

一見自由そうなアップ・ハンも峠では案外と
やることが限られてしまいます。
(シャンボンは別。彼は変人です。)

コーナーの微妙な移り変わり、情緒を楽しむなら
やっぱりセパ・ハンですよ、長嶋サン。
まーそのー。
(私ぁ、アンチ巨人(^^;)
さて。
続いてエンジン。
まずは音がツインらしくなりました。
カーボン・マフラーとハーレー・エンジンの鼓動が生み出す
猛々しいエグゾースト・ノート。アクセルを回すたびに
返ってくる快いお返事。
やはりツインはこうでなくては。
早くもやる気になります。

バーテルズのマフラーを交換することによってどうなったのか
詳しいことはまるでワカリマセンが、抜けがよくなった分
下の回転域のパワーとトルク感がなくなった(気がする)
ので、かえって気楽に構えられるようになりました。

さらにカムを高速型に変えたせいか、まわせばまわすほど
出てくるパワー&トルク感が、元ドカ乗りにはとてもなじみ
やすく、思わず笑みがこぼれます。
しかもハーレー・エンジン独特の丸っこい感覚はそのまま
受け継いでいるので、やわらかく、それでいて骨太な
感触に加えてわかり易くなったエンジン特性が、
ますますやる気にさせてくれます。

いっちょかましたろやないかい。

そう直感的に思わせてくれるのが峠マシンの第一条件です。
素性を壊さずにうまくおいしさを引き出したカスタム・マシン。
なかなか愉快なマシンに成長したM2・2台目スペシャルでした。



今後の個人的な要望としましては(笑)
その1
まだまだ微妙にふらつくフロント周りを何とか...
(そう?カウルのせいかも・・・)

その2
もう少し上のパワーがあってもいいかもしれません。
(っていうより、もっとレスポンスが良くしたいなぁ・・・)
その3
鷲羽山レベルの峠では、タイヤがやや太すぎるような気がします。
サーキットを全開走行するのであれば話は別ですが
公道なら細いタイヤのほうがレスポンスも早く、乗るヒトに
余計なストレスもかからず、より微妙なコーナリングが楽しめる
かと思います。
M.H.Rの130リヤ・タイヤは明らかに細すぎますが(笑)
M2ならワン・サイズ下のタイヤを選んでみるのも
面白いかもしれません。
(それは考えております)
さて、お送りしてきました"Kenの部屋"(違う)
次回のゲストはMV アグスタさんです。
ではまた、次号をお楽しみに。

さようならー。

続.....かない。

ほいほい!ありがとさんでした(^^)b
2台目の友達、Kenちゃんによる
m2インプレッションでした。

さて、次は誰に乗って貰おうか・・・・

 

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